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インターナショナルスクールのママ友ランチ(会計時の英会話)


インターナショナルスクールのママ友とのランチの会計時、意識しておきたい英語やポイントがいくつかありますので、この記事ではそういった点をご紹介します:

1. はじめに

インターナショナルスクールのプリスクールやキンダーガーデンに子供を預けている間に、ママ友同士でランチをする機会は度々あると思います。

ランチを終えて、いざお会計をする際には、どのような英会話のフレーズを使えばよいか迷うかもしれません。

割り勘にしたい場合やお世話になっているからご馳走したい場合など、いくつかの状況があると思われますので、いくつかのパターンを想定した会計時の英会話表現を紹介します。

2. 割り勘をしたい時の英語表現

インターナショナルスクールのママ友と楽しいランチをして、お勘定を人数分で割り勘にしたい場合、お会計をする時に「割り勘にしましょう」という英語の表現方法がわからないことがあるかもしれません。

英語で割り勘にしたい時には、以下のような表現が適切です:

Let’s split the bill.
(割り勘にしましょうか)

お勘定を意味する言葉は、“bill” 以外にも “check” や “tab” なども使われるので、以下のような表現でもOKです:

Let’s split the check(tab).
(割り勘にしましょうか)

時折、割り勘をするときに “Let’s do Dutch” や “Let’s go Dutch” という英会話表現を耳にするかもしれませんが、この表現方法は少し不適切です。

これはイギリス人がかつてのライバルであったオランダ人に対する嫌味や悪口の意味合いが含まれています。「オランダ人はケチだから、オランダ人みたいに分けてお支払いをしましょうか。」という、差別的で軽蔑的な意味も含まれています。

本来伝えたかった「割り勘にしたい」という意図とは違う解釈をされたり、相手がオランダ人であれば失礼な表現と誤解されてしまう可能性もありますので、避けた方が良いと思います。

よって、ママ友とランチやディナーを割り勘にしたい場合は、“Let’s split the bill” や “Let’s split the check” という英語の表現を使う方がより適切でしょう。

3. お世話になったのでご馳走したい時の英語表現

インターナショナルスクールでは、ママの出番が多いプリスクールやキンダーガーデンもあります。

インターナショナルスクールでの色々なボランティアをしたり、学校行事のお手伝いをするにあたって、お世話になったり、必要な情報をもらったりして、たまにはお世話になった証としてランチやコーヒーをご馳走したい場面が生じるかもしれませんので、友人をご馳走したいときの英語表現も紹介したいと思います。

英語で誰かにご馳走をしたい場合、いくつかの表現方法があります。奢りたい場合には、英語では以下のように表現できます:

Please let me pick up the check.
(お会計は私持ちにさせて下さい)

これはママ友同士のランチ会に限らず、商談の際のビジネスランチなどでクライアントをご馳走したい場合も使えるフレーズです。

同様の意味で、よりカジュアルな席では、以下のような表現があります:

Lunch is on me.
(ここは私がご馳走するわ)

他にも以下のような形があります:

I’ll buy you lunch today.
(今日は私のおごりね)

その他、バーなどで飲み物だけを奢る場合は、以下のようになります:

Drinks are on me.
(飲み物代は私にもたせて)

いつもお世話になっているからランチをご馳走したい場合は以下のように言えます:

Please let me treat you to lunch.
(ランチをご馳走させて)

ランチではなく、コーヒーをご馳走したいなら、以下のようにします:

Please let me treat you to a cup of coffee.
(コーヒーでもご馳走させて)

相手が「何も大したことはしていないから、そんな必要はないわよ。」と遠慮していても、以下のように言えます:

Please at least let me treat you to a cup of coffee.
(せめてコーヒー一杯ぐらいは奢らせて)

もしくは、さらに強く気持ちを伝えるという意味合いで、以下のようにも言えます:

I insist on treating you to a cup of coffee.
(反対されてもコーヒー一杯ぐらいは奢らせてもらうわよ)

4. 割り勘をする時の文化的な配慮

余談にはなりますが、以前にインターナショナルスクールの韓国人のママ友とランチをした際に、「お会計を割り勘に致しましょう」と提案したら、割り勘という文化が韓国にはないようで、躊躇されていました。

韓国では、目上の方がいる場合はその人が全員分をご馳走し、同じ年齢の方でも男女の場合は男性がご馳走し、同性ばかりの同年齢の集まりでもだれかしらが持ち回りで奢るそうです。

韓国では、「割り勘」イコール「ケチ」というようなイメージがある様で、日本においてのママ友ランチでも、違和感を感じてしまうみたいです。

異国の方とお食事をする際にはその相手との文化的な相違も考慮した方が良いのだと感じました。

韓国に限らず、アフリカ諸国でも、割り勘の概念自体が存在しないようなので、インターナショナルスクールのママ友や多国籍の方とのランチやお茶をした後に割り勘を提案するときには、文化的な配慮をした上で提案するのがよりベターだと思われます。

相手に「割り勘にしたら気に障りますか」と事前に確認したい場合は、冒頭に記した “Split the check” に 「気にする」や「気に障る」という意味の “Do you mind” を付け加えて、以下のように表現します:

Do you mind if we split the bill?
(割り勘にしても大丈夫ですか?)

相手が “No, I don’t mind.(全く気にしません)”と答えたら、割り勘にしても大丈夫でしょう。

会計時の「割り勘」は日本的な慣習とも言えるので、他国の人達とお付き合いをするインターナショナルスクールのコミュニティーでは気を付けて提案して、上手に異国の人々ともお付き合いをすると良いでしょう。



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