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インターで「お悔やみ申しあげます」を使う場面の英語表現


こんばんは!

今回の記事は、インターに子供を通わせている方であれば遭遇する可能性もある「ご不幸の際の英会話」のご紹介です。

1. 英語で「お悔やみ申しあげます」とは

イギリスのエリザベス女王の国葬が行われてまだ日が浅いですが、人の人生において、時おりこのような残念な「ご不幸」は突然訪れることがあります。

例えば、インターナショナルスクールでも、担任の外国人先生の親がお亡くなりになり、突然本国に一時帰国される場合もあります。その際に、敬意は表したいのに、「ご愁傷様です」というような適切な「ご不幸の際の英会話」の表現を知らないと、日本に先生が再度帰ってきた時には「ご不幸」から時間が経ち過ぎてしまっていて、何か声をかけるにはタイミングを逸してしまったということもあるかもしれません。
いざという時に使えるように、「ご不幸」があった際の英会話に触れておきたいと思います。

英語で、「ご愁傷様です」や「お悔やみを申し上げます」には、いくつかの言い回しがあります。「ご愁傷様です」の一つの言い方に、“I’m  sorry for your loss”という英語の表現があります。

“I’m sorry”とは、何か間違ったことをした時に、「ごめんなさい」や「すみません」という意味でも使われますが、この場合は“for your loss”がつくので、「あなたが大切な誰かを失って」しまって、「私も残念に感じています」というようなニュアンスです。よりスムーズな和訳は、「ご愁傷様です」が適切でしょう。「お悔やみ申し上げます」という和訳でも良いと思います。

又、「死」を意味する“death”という直接的な言葉をできるだけ避けて、“for your loss”というように「失った者」や「お亡くなりになったこと」というように、「ご不幸」があった際はダイレクトではない英語の表現をあえてするのが故人とそのご家族への礼儀を示す方法なので、覚えておきましょう。

「お亡くなりになった」という遠回しの表現に、“passed away”という言い方もあり、以下のような形で使われます。

The Queen passed away peacefully at Balmoral, Scotland, on September 8, 2022.
(女王は、2022年9月8日にスコットランドのバルモラルで安らかに永眠いたしました。)

別の「ご愁傷様です」や「お悔やみを申し上げます」という英語表現では、“my condolences”という表現を使います。「哀悼」や「お悔やみ」を意味する“condolences”を文章にして表すのであれば、“Please accept my condolences to you and your family”というような英語のセンテンスになります。次のような英会話が一例です。

Mother A

I heard about your father. My condolences to you and your family.
(お父様のことを聞きました。あなたとご家族の方にお悔やみ申し上げます。)

Teacher A

Yes, thank you.
(そうなんです。有難うございます。)

Mother A

If there is anything we can do, please let us know.
(もし、我々に何かできることがありましたら、お知らせください。)

Teacher A

You are very kind. Thank you. I will need to take a few weeks off from work, so another teacher might substitute the class.
(ご親切に、有難うございます。数週間お休みをいただくので、他の先生がクラスの代理教師になるかもしれませんが、宜しくお願い致します。)

Mother A

Of course. We understand your situation. Please take care.
(もちろんです。先生の状況は分かっておりますので、どうかお気を付けて。)

2. インターナショナルスクールのご家族の親族に「ご不幸」があった場合

同じインターナショナルスクールの友達のご家族に「ご不幸」があった場合、「お悔やみを申し上げます」と言いたい時があるかもしれません。そのような状況がおきないのがベストですが、時には悲しい出来事が起きてしまうこともあるでしょう。

もうひとつの「お悔やみを申し上げます」という英語の表現に、「思いやり」や「共感」や「同情」という意味を持つ“sympathy”も使われます。“Please accept our deepest sympathies.”という英語の表現は、直訳では「我々の心からの同情をお受取下さい。」という具合ですが、日本語の「心よりお悔やみを申し上げます」の表現に近いと思います。

特に仲の良い友人へは、「心の底から」を意味する“deepest sympathy”や“sincere condolences”を付け加えると良いので、同じインターナショナルスクールのお友達であれば使いたいフレーズです。他には以下のようなものがあります。

Please know that you and your family are in our thoughts and prayers during this difficult time.
(我々の思いと祈りは、苦しい時期を乗り越えようとしているあなたとあなたのご家族と共にあります。)

このような表現で、「苦しい時期をお察しします」というような意味合いになります。

親や大切な人の悲しい訃報を受けるのは、いつのタイミングでも辛いですが、特にすぐにかけつかられない異国において訃報を受けるのは尚更辛いと思います。インターナショナルスクールで外国人の先生やクラスメイトがこのような状況になってしまった場合、寄り添う言葉や表現ができると相手も心強いと思うので、色々と紹介したフレーズの中から覚えやすい表現を一つ覚えておくと良いと思います。

「ご不幸」があった時の慣習として、「お悔やみ」のカードやお便りを花束と共に渡したり送ったりする場合もありますが、上記のフレーズを添えるのも良いと思います。

3. まとめ

「お悔やみ申し上げます」というような英語表現を使わないで過ごせる状況がベストですが、時には悲しい出来事も起きてしまうのが人生です。その時に、適切な英語の表現をしてあげ、相手の悲しい気持ちを少しでも和らげられることが望ましいと思います。

特に「ご不幸」があった時はセンシティブな状況なので、より繊細な英語の表現で相手の気持ちに寄り添えたら良いと思います。



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