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インターを検討するなら知っておきたい海外の大学進学につながる国際教育カリキュラム、評価団体認定


このページでは、お子様をインターに入れられる事を検討されているのであれば知っておいていただきたい海外の大学進学につながる国際教育カリキュラム、評価団体認定についてご紹介します。

以下、目次の中の気になる項目をクリックしていただくと、その箇所にジャンプできます。

1. インターには海外大学進学に繋がるカリキュラム、認定システムがある

ここでは、インターナショナルスクール設立の歴史的経緯と、それに紐づく海外大学進学に繋がるカリキュラム、認定システムの概要をご説明します。

1-1. インターナショナルスクール設立の歴史的経緯

インターナショナルスクールは、元々は日本に駐在した大使や政府関係者の子供のために作られた学校です。
外国人の子供が親の転勤を理由に、突然日本の公立や私立に入学するのには無理があるので、そのような子供のための学習の場を提供するためにインターナショナルスクールを大使館がリクエストして作った歴史があります。大使館などの寄付もあり創設されたインターナショナルスクールなので、ある意味大使館関係者が入学を優先されるのは、彼らからしてみれば当然のことなのかもしれません。事実、大使館関係者の子供はインターナショナルスクールに多いです。

大使館関係者や政府関係者の子供が本国に帰国した際に遅れをとらないようにカリキュラムも作成されているので、これにより子供達はある程度の学力を維持する事ができます。そこで、英語がネイティブでない生徒が増えると、クラスの進度が遅れるので、これらのインターナショナルスクールがネイティブレベルの英語力を持たない生徒を制限するのは当然であり、これがインターに入学を希望する日本人の子供にも英語力を求めている理由の1つです。

1-2. インターの海外大学進学に繋がるカリキュラム、認定システム

大使館や政府関係者などは本国でもいわゆる「エリート層」ですので、その子供には同様な「エリートコース」が期待されるのも予測できます。アメリカの大学名でいえば、「エリート」の子供たちが入学を期待されているのは、ハーバード大学やコロンビア大学などのIvy League の大学でしょう。イギリスで言えば、オックスフォード大学やケンブリッジ大学がよく知られていると思います。

大使館や政府関係者の子供が通うインターナショナルスクールでは、これらの有名大学に入れるだけのハイレベルなカリキュラムが備わっていないと、エリート層の親たちに満足してもらえません。どのようなカリキュラムがあるかと言うと、IBケンブリッジプログラムAPの3つが一般的によく知られているものです。

また、教育カリキュラムとは別に、国際的な評価団体に認定されたインターナショナルスクールは、そのインターナショナルスクールで指定の年数在籍し、卒業する事で、海外の大学入学志願資格が得られます。

2. 国際的な教育カリキュラム

ここでは、世界で最も認知されている3つの国際的な教育カリキュラムをご案内します。

2-1. IBとは

IBはInternational Baccalaureateの頭文字をとった略称で、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムです。
日本でも、国際バカロレアという名称で国際的且つ総合的な教育プログラムとしてなじみがあり、国際的な教育プログラムとしては、日本で最も認知度の高いものだと思います。国際的に認められた、大学志願資格と言えばわかりやすいと思います。

IBカリキュラムは段階的で、初等教育ではPYPプログラムと呼び、中学校ではMYPと呼ばれ、高校で最終的なDPというDiploma(資格)を得ることができます。大学入学志願資格にあたるDP取得には、以下の通り、コア3科目と、その下の6グループの中からそれぞれのグループの中で自分が選ぶ科目を1つずつクリアしなければいけません。IBのDiploma(資格)は教科単位ではなく、総合的な学力を示すものである為、文系の子でも、必ず理系科目をクリアしなければいけないという意味では、苦手な科目がある子供には適さない場合がある事は注意したい点です。

【コア3科目】
1) 知の理論 (Theory of Knowledge)
2) 課題論文 EE(Extended Essay)
3) 創造性・活動・奉仕 CAS(Creativity, Activity, Service)

【6グループ】
1) 言語と文学(母国語) Language&Literature
2) 言語習得(外国語) Language Acquisition
3) 個人と社会 Individual & Societies
4) 理科 The Sciences
5) 数学 Mathematics
6) 芸術 The Arts

IBのカリキュラムを学校として提供するのは、簡単ではありません。まず、IBのカリキュラムに精通した先生を雇わなければいけません。これには世界中のIBカリキュラムを提供している学校との良い先生の獲得合戦になるので、IBカリキュラムを提供するには学校に資金力とコネクションが必要になります。

学校側で、ある日突然IBカリキュラムを提供できるわけではありません。その道のりは長く、申請をしてまずは候補校となり、厳選なる審査をされ、その後、ようやく認定校として初めて認められるのです。又、一度IBの認定校と認められても、ある一定の基準を満たしていないと認定校としてのステータスを剥奪されるので、IBカリキュラムを提供するには教える側の先生の学力も随時アップデートされないといけない為、先生のトレーニングなどの維持費もかかります。維持費がかかりすぎるので、学校の財政状況や進学状況によっては、IBカリキュラムの提供を途中で中止する学校も少ないですが中にはあります。

又、誤解されやすいのですが、IBカリキュラムを履修したからと言って、必ずDiplomaを獲得できるわけではありません。試験に合格しないと、資格はもらえないのです。子供本人が頑張らないと、IBカリキュラムを提供している学校にせっかく通わせても、試験で合格点に至らなく、資格を得られない場合もあります。IBカリキュラムを提供している学校なのに、Diplomaをとれなかったという事実は、大学側からはマイナスにみられるので、IBカリキュラムを提供している学校に子供を通わせられるのであれば、確実にDiplomaを取得できるように家族としてサポートしてあげる事が大切です。

また、IBでは、standard level (SL)の科目とhigher level (HL)の科目に分かれ、Higher levelの科目に関しては、大学レベルの授業内容と見なされるため、最終的な試験でハイスコアを取得しておくと、大学や専攻によっては単位の互換性が認められ、大学入学後に履修が免除される科目もあり、学生にとってはメリットになります。

2-2. ケンブリッジプログラムとは

ケンブリッジプログラムとはイギリスのケンブリッジ大学国際教育機構による国際教育プログラムです。

イギリスの義務教育は5歳から始まり、16歳でGCSE(General Certificate of Secondary Education)を受験して資格を取得し、大学を目指す人は、大学入学志願資格にあたるGCE AS&A Level(General Certificate of Education Advanced Subsidiary Level & Advanced level)の資格取得を目指します。
このイギリス内の中等教育生を対象としているGCSE、GCE AS&A Levelとは別に、IGCSE(International General Certificate of Secondary Education)、Cambridge International AS&A Levelというものがあります。こちらはそれぞれInternationalが付け加えられている事から分かる通り、世界中の中等教育生を対象としており、各国のインターナショナルスクールのカリキュラムとして組まれているケンブリッジプログラムというと、通常このIGCSE、Cambridge International AS&A Levelを指します。

こちらのケンブリッジ大学国際教育機構のウェブページでも示されていますが、GCSEとIGCSEの評価基準は同等にされており、イギリスでは、公的にも、この2つが同等に評価できるものであるというレポートが出されています。また、Cambridge International AS&A Levelについても、こちらのケンブリッジ大学国際教育機構のウェブページで紹介されている通り、世界各国の多くの大学でGCE AS&A Levelと同等の資格として認められており、GCE AS&A Level、Cambridge International AS&A Levelともに、IBと同じく世界中の多くの大学の入学志願資格として採用されています

ちなみに、ケンブリッジの大学入学志願資格というと、「A level」という言い方がよくされますが、これはAS&A Levelの総称として使われているもので、AS levelを受けないという事ではなく、生徒は通常、AS Level 4科目、A Level 3 科目を受講します。日本でもCambridge International AS&A Level を修了した生徒は日本の大学入学資格が認めれるようになりましたが、AS Level のみの修了者はこれに該当しないとされています。

IBと異なる点は、A Level資格を取得するのに必要な科目は3科目であり、かつ約50種類の科目の中から自分の好きな科目を選択する事ができる為、理系の方は理系科目を、文系の方は文系科目のみを取得する事が可能です。ただし、大学にとっては、どの科目でも3科目パス出来ていれば良いというわけではなく、どの科目をパスしているかというのも勿論見ていますので、「簡単そうだから」という理由だけで科目を選ぶべきではありません。具体的な科目は以下のリンクからご確認いただけます。
(科目リスト)
https://www.cambridgeinternational.org/programmes-and-qualifications/cambridge-advanced/cambridge-international-as-and-a-levels/subjects/

2-3. APとは

APとは Advanced Placement の頭文字をとった略称です。
日本の大学入学共通テストにあたるものがアメリカではSATと呼ばれ、これをアメリカの非営利団体カレッジボード (College Board)が主催しており、APもこのカレッジボードが管轄しています。APはアメリカの大学生(通常は大学1年生)に匹敵する難易度のクラスです。大学生の資格を高校生のうちに取得できるカリキュラムです。APはIBと異なり、各教科別に取得することができます。例えば、歴史が得意な生徒はAP Historyのみを履修し、AP Artは取得しないという選択ができます。

又、APカリキュラムの魅力的な点は、大学によっては履修した科目を一つの単位として認めてくれるので、大学に入学した時点で、その科目が免除になる可能性があります。必修科目が多い大学1年生にとって、一つでも単位を免除されるのは、少しは救いになることでしょう。

APはアメリカで主に使われているものではありますが、APを採用していない海外の大学をお子様が希望される場合でも、より多くのAP(難易度の高いAP)を履修することにより、大学レベル科目を履修した高い意識を持った優秀な生徒という判断はされるはずです。

2-4. IB、ケンブリッジプログラム、AP、どれを選ぶべきか

日本ではIBの認知度がとても高いですが、世界的に見ると、IBは159か国、5700以上の学校で採用されているのに比べ、ケンブリッジプログラムはイギリスを中心に約160ヶ国の10,000以上の学校で採用されており、世界規模ではIBよりもケンブリッジプログラムの方が多く導入されていると言えます。
一方、アメリカ発のAPは、116ヶ国で採用されており、採用校数だけで見ると17,000校を超えますが、アメリカ以外の国に絞ると1000以上の学校で採用されていると公表されているため、APを導入しているのは、アメリカの学校が大多数である事がうかがえます。

ただし、上記の数字については、IBは2023年10月時点でのデータ、ケンブリッジプログラムはこの記事公開時の2023年12月時点でのデータですが、APについては2009年にCollege Boardが開示したレポート内のデータである為、現在の数字は大きく変化している可能性があります。実際に、College Boardの公式データでは、2018年のアメリカ国内のAP導入校は22,000校以上となっており、約10年で6000校増えている事を踏まえると、アメリカ外での導入校もかなり増えている可能性はあります。

この記事のテーマである海外の大学に通じる資格、という視点で見ると、アメリカ、イギリスでの例にはなりますが、以下の通り、IB、ケンブリッジプログラム(A-Level)、APいずれも多くの大学の入学志願資格として利用可能な事が分かります。

資格米国大学英国大学
IBDP
(国際バカロレア)

約1600校で利用可

全大学で利用可
A-Level
約800校で利用可

全大学で利用可
AP
全大学で利用可

ほぼ全大学で利用可
(引用)令和3年度「日本及び主要国におけるインターナショナルスクールに関する調査」金融庁

2-5. インターに行かなければこれらのカリキュラムを受けられないのか

近年では、インターナショナルスクールだけではなく、日本の学校でも国際的な教育プログラムを提供する学校が増えてきています。

IBカリキュラムで言えば、首都圏であれば、玉川学園(東京)や、法政大学国際高等学校(神奈川)、昌平中高等学校(埼玉)など、他にも多くの私立校で導入されていますし、公立でも、東京都立国際高等学校、神奈川県立横浜国際高等学校、さいたま市立大宮国際中等教育学校など、IBカリキュラムを取得できるところは色々あります。

ケンブリッジプログラムは、2021年に工学院大学附属中学校・高等学校が日本の学校で初めて認定校となりましたが、IBのように多くの学校で導入されてはいません。

APカリキュラムを行っている学校はインターナショナルスクールが主ですが、都内であれば広尾学園や国際基督教大学高等学校など、一部日本の学校でも導入されています。

3. 国際的な評価団体(WASC・CIS・ACSI・NEASC)

世界には、学校そのものを評価し、認定校を定める団体があります。ここではその詳細をご紹介します。

3-1. 国際的な評価団体とは

IBやケンブリッジプログラム、APは、学ぶ対象であるカリキュラムとその資格ですが、大学入学志願資格という意味では、国際的な評価団体からの認定校を卒業するという形もあります。

世界にはWASC・CIS・ACSI・NEASCという国際的な評価団体があり、これらの団体は学校のカリキュラムだけでなく、ガバナンスや財務状況、施設面など、その学校が教育施設としてふさわしいかどうかを総合的な視点に立って評価しています。各団体の認定校になったインターナショナルスクールに指定年数在籍し卒業すると、その団体で認められている海外の大学の入学志願資格を得られる事になります。

3-2. IBなどの教育カリキュラムと国際的な評価団体との関係

IBなどの教育カリキュラムと国際的な評価団体との関係が少しこんがらがってしまっている方もいるかもしれません。
海外の大学入学志願資格、という視点でみれば、IBなどの教育カリキュラムで試験に合格して大学入学志願資格を取るか、国際的な評価団体の認定校であるインターを出る事で大学入学志願資格を取るか、という2つの道があるという事になります。最も、どちらか一方の選択制という事ではなく、IBカリキュラムを導入しているインターが国際的な評価団体の認定校でもあるという事は多くありますし、日本のよく知られたインターナショナルスクールは、基本的にいずれかの国際的な評価団体の認定校になっています。

3-3. 評価団体の認定校はインターだけなのか。日本の学校はどうか

国際的な評価団体の認定校はインターナショナルスクールのみが対象と思われる方もいるかもしれませんが、インターだけでなく、日本の学校でもこれらの評価団体の認定校になっている所があります。どの団体でどの高校が認定校になっているかは、このページ下部「6.日本国内で国際的な評価団体から認定を受けている学校一覧(インター、日本の学校)」からご確認いただけます。

4. IBなどの教育カリキュラムを受けるか、国際的な評価団体の認定校を卒業しなければ海外の大学に進学出来ないのか

IBやケンブリッジプログラム(A-Level)、APカリキュラムを受けたり、国際的な評価団体の認定校を卒業しなければ海外の大学に進学できないのかというと、そうではありません。

各教育カリキュラムの資格、スコアの提出が出願時に必要という所もありますが、海外には色々な大学がありますし、海外の大学も優秀な生徒を欲しているので、開成などの進学校には、海外の大学から説明会のリクエストがあったりもします。

5. 日本国内でIB、ケンブリッジプログラム、APを導入している学校一覧(インター、日本の学校)

インターナショナルスクールならいずれかの国際的な教育カリキュラムが提供されていると思われるかもしれませんが、全てのインターナショナルスクールでこういった教育カリキュラムが導入されているというわけではありません。

首都圏のインターナショナルスクールでみていくと、IBに対応しているのは、清泉インターナショナルスクールやSt. Mary’s International、横浜インターナショナルスクールなど他にも色々とあります。ケンブリッジプログラムはBritish School in Tokyoや、2023年に開校されたRugby School Japanなど、イギリス系の学校を中心に対応している所があります。APは、The American School in Japanや、Canadian International School Tokyo、Christian Academy in Japanなどいくつか対応しています。

日本国内でIB、ケンブリッジプログラム、APを導入している学校の一覧は、それぞれ以下のページをご参考になさって下さい。

日本国内のIB認定校一覧:
以下のページ内でCountry/territoryからJapanを選んで「Search」をクリックして下さい。
https://www.ibo.org/programmes/find-an-ib-school/?SearchFields.Country=JP
日本国内のケンブリッジプログラム認定校一覧:
以下のページ内の「Search」をクリックして下さい。
https://www.cambridgeinternational.org/why-choose-us/find-a-cambridge-school/?Location=Japan
日本国内のAP導入校一覧:
以下のページ内でCountryからJapanを選んで「Submit」をクリックして下さい。
(https://apcourseaudit.inflexion.org/ledger/)

6. 日本国内で国際的な評価団体から認定を受けている学校一覧(インター、日本の学校)

それぞれの評価団体の日本国内の認定校は、以下から一覧を確認していただけます。

WASC認定校一覧:
以下のページ内でCountryからJapanを選んで「submit」をクリックして下さい。
https://directory.acswasc.org/
CIS認定校一覧:
以下のページ内でCountry/RegionからJapanを選んで「Submit」をクリックして下さい。
https://www.cois.org/membership-directory
ACSI認定校一覧:
以下のページ内でSearch Schools Outside USでSelect CountryからJapanを選んで「送信」をクリックして下さい。
https://www.acsi.org/find-a-school/index
NEASC認定校一覧:
以下のページ内でCOUNTRYからJapanを選んで「SEARCH」をクリックして下さい。
https://www.neasc.org/school-directory

7. 日本のインターの高校を卒業して、日本の大学に進む事はできるのか

この記事のテーマである海外の大学に繋がる、という部分からは少しそれますが、日本の大学に進むには、文部科学省の定める「大学入学資格」を得ている必要があります。この「大学入学資格」の中の1つに日本の高校を卒業している事がありますが、ほとんどの日本のインターの高校は、ここに定められている「高校」として認められていません。この「高校」とは、学校教育法第一条に属している学校(文部科学省の定める学習指導要領に沿って教育課程を行っており文部科学省に認められた学校)を指します。

ただ、文部科学省の定める「大学入学資格」には、他にも色々と該当するものがあり、その中には、IBDP(海外の大学入学資格であるIBのDiploma)、GCE A-Levelなどを取得している事や、WASC、CIS、ACSI、NEASCなどの国際的な評価団体からの認定を受けた学校で12年の課程を修了したものというものもありますので、インターに通っていても、これらの条件がクリアされていれば、日本の大学の入学志願資格があるという事になります。
(文部科学省参考リンク)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111314.htm

8. まとめ

海外のどの大学にお子様を進学させたいかが明確であれば、それにより近づけられるように、インターを選ばれる際は、IBやケンブリッジプログラム、APカリキュラムに対応した学校を選択したり、国際的な評価団体の認定校を選ぶ事を推奨します。

もちろんIBやケンブリッジプログラム、APカリキュラムに対応したインターに行っても、国際的な評価団体の認定校のインターに行っても、結局は本人の努力なしでは成り立たないので、しっかりとお子様自身が頑張れるよう、家族でサポートできるようにしたいですね。



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