インターに通う子供同士が遊ぶのは、インターにいる時間だけでなく、インターのお迎えの後や、インターから帰宅した後でもありますよね。ここでは、そんな状況で想定される英会話をご紹介します。
目次
1. プレイデート(playdate)とは
インターナショナルのプリスクールやキンダーガーデン、そして小学校では、「プレイデート」という言葉をよく耳にします。
プレイデート(playdate)とは、子供が親の許可を得て、子供同士が遊ぶ約束をすることを意味します。
Playdateと一つの単語として表記する場合もあれば、play dateと二語として表記する場合もあります。
デートと記されるので、男女のロマンティックなデートと間違えてしまいがちですが、女の子同士でも男の子同士でも、又は男女の場合でも、お互いに遊びたい気持ちがあればプレイデートは成立します。
例えば、子供がプリスクールやキンダーガーデンで仲良しな子供と公園や自分の家などで遊びたい時には、以下のように誘います:
子供任せにしてしまうと、習い事や他の用事があったとしても毎日プレイデートをすることになってしまいますし、まずは親の許可を得ないといけないことが通常の慣行にはなっています。
子供同士が仲が良く、親同士も仲が良い場合は、親がプレイデートのセッティングをすることもあります。
例えば、この曜日に時間があるから一緒に遊園地に行きましょう、と約束をするパターンもあるということです。
更に、誘拐事件が多発するアメリカや他の欧米社会では、年齢制限は各州や自治体の法律や規制により異なりますが、防犯目的で13歳未満は保護者が同伴していないと子供同士だけでは遊びに行けないため、少なくとも小学生までの間は成人が少なくとも一人同伴してプレイデートをする形式になります。
故、安全と定評がある日本においても、外国人がママの子供と遊ぶ約束をするときには、プリスクールやキンダーガーデンを過ぎた小学生であっても、子供同士だけで遊ぶことに躊躇するかもしれないので、その点は気を付けて遊びに誘いたいところです。
2. 外国人のママと学校外で遊ぶ約束をする時の英会話
ここからは、「外国人のママとの約束をする時の誘い方」と、「外国人のママとの約束を延期する時の英会話」の2パターンについてご紹介していきます。
2-1. 外国人のママとの約束をする時の誘い方
プリスクールやキンダーガーデンのように子供が幼い年齢の場合は、子供同士が遊ぶ約束をするときには、親が介入してプレイデートの日時などを決定する必要性があります。
子供の遊びたい相手が、外国人のママだったりすると、一緒に遊ぶ約束をするのを少し躊躇してしまいそうですが、子供に促されたら親も頑張って約束を実現させてあげたい気持ちになると思います。
しかし、いざプレイデートを企画しようとしても、どのように誘えばよいか、どのような声かけをして遊ぶ計画をたてたらよいのか迷うかもしれません。その様な時は、次のような例文を活用して、プレイデートの約束を実現してみましょう。
第一には、子供がそのお友達と遊びたいと思っていることを伝達するのがベストでしょう。この時の英語表現は、以下のようになります:
My son/daughter wants to have a playdate with your son/daughter.
(うちの子が〇〇さんのお子さんと遊びたいって言っているんです)
第二には、プレイデートの実際の日時を決定していきたいので、以下のように確認します:
When is a good date (for a playdate) for you?
(プレイデートをするにあたって、〇〇さんのご都合の良い日程はありますか?)
もしくは、聞き方を少し変えて、以下のような言い方でプレイデートのお膳立てもできます:
When can we have a playdate?
(いつならプレイデートが可能ですか?)
あるいは、具体的な日時に触れて、以下のような言い方もあります:
Are you free to have a playdate on this Friday?
(この金曜日にプレイデートはできますか?)
「無料」の意味を持つfreeですが、この上の文章の様に「暇な」や「空いている」時間を指すこともあります。
お返事の例としては、以下のような表現があります:
I am not free on this Friday, but I am free on Thursday.
(この金曜日は空いていませんが、木曜日なら空いています)
プレイデートの日程のすり合わせができれば、以下のような形で最終の確認をすることができます:
Let’s have a playdate on Thursday then!
(では、木曜日にプレイデートをしましょう!)
2-2. 外国人のママとの約束を延期する時の英会話
逆に、予定が合わないために別日にプレイデートを希望します、と一度断る英語表現として、We will take a rain checkというような表現方法をよく使います。
意味としては、「又の機会に再度約束をしましょう」ということです。
このrain checkという英語表現は、元々はスポーツを観戦する際に買ったチケットが、雨で順延になってしまったために雨天引き換えの順延チケットが発行されたことに由来します。そこから転じて、人々が日常的に約束をするときに、都合が悪くなってしまった時にこの表現をよく引用するようになりました。
先約があったり、一度は約束をしたけれども仕事でキャンセルをせざるを得なくなってしまった場合などに使います。
もちろん、シンプルにWe cannot join this timeなどの表現方法でも意味は通じますが、「今回は参加できなかったけれども、次回の機会には是非参加したい」という意味合いを含めてのフレンドリーでポジティブなワンランク上の英語での断り方なので、take a rain checkという英語表現も使ってみると良いと思います。
3. まとめ
プレイデートの様々な英語での誘い方を活用して、子供同士だけではなく、外国人ママとも仲良くなれたら、インターのプリスクールやキンダーガーデンでより楽しい日々が過ごせることでしょう。
後、注意点としては、子供同士の遊びの約束ではプレイデートという用語を頻繁に使用しますが、大人同士が遊ぶ約束をする際にはあまり使用しません。
よって、子供同士が遊びの誘いをする際に使うLet’s have a playdateというフレーズは、子供がプリスクールやキンダーガーデンに通っている間に、ママ同士だけで集まる場合に使うと少し違和感がありますので、大人同士で遊ぶ約束をする時には使わない方が良いでしょう。
Let’s have a playdate.
(プレイデートをしよう)