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インターナショナルスクールでよく行う言葉遊びゲーム


子供達はゲームが大好きです。ここでは、インターナショナルスクールでよく行う言葉遊びゲーム をご紹介します。

1. 多くのインターナショナルスクールでのゲームの位置づけ

多くのインターナショナルスクールでは、フラッシュカードで言葉を覚えるというよりは、言葉遊びゲームなどを通して楽しく言語を学習することを目的としています。

特に小さい子供だと集中力も短時間しかもたないので、ゲーム感覚で自然に言葉の習得を心掛けているように感じます。

2. 言葉遊びゲーム〝Simon says”

ここで、多くのインターナショナルスクールで取り入れられている人気のある言葉遊びのゲーム〝Simon says”を紹介したいと思います。

2-1. 言葉遊びのゲーム〝Simon says”の基本的な遊び方の説明

言葉遊びで代表的なゲームの一つに、英語名で〝Simon says” というゲームがあります。直訳すると「サイモンさんは言いました」 という名称です。

この言葉遊びのゲームは、多くのインターナショナルスクールで遊ばれているので、簡単に遊び方の説明をしたいと思います。

このゲームの遊び方はいたってシンプルで、道具も何も必要ありません。
まずは、ゲームのリーダーとなる人を1人を決め、その人が冒頭に〝Simon says” 「サイモンさんは言いました」と言ったら、その後に発する指示にリーダー以外が従います。基本的なルールはこれだけです。

逆に、注意しなければならないのは、リーダーが冒頭にこの「サイモンさんは言いました」〝Simon says” のフレーズを引用しなかった場合、指示に従わないで何もしないで静止していられるかどうかがこのゲームの面白さです。

リーダーが早口で口調を変えたり間をとったりしていると、言葉の罠についつい引っかかってしまう人が続出します。

例えば、次のようにゲームをプレイします:

  1. 「サイモンさんがいいました。頭を触ってください。」
    〝Simon says touch your head.” という指示が出たら、リーダー以外でゲームに参加している人達は頭に手を置きます。
  2. 次に、「サイモンさんが言いました。鼻を触って下さい。」
    〝Simon says touch your nose.” という指示があれば、指示通り鼻を触ります。
  3. 同じ要領で、「サイモンさんがいいました。両手を挙げてください。」
    〝Simon says put your hands up!” というように指示を出し、みんなが手を挙げます。
  4. 今度は、「サイモンさんがいいました。両手を下げましょう。」
    〝Simon says put your hands down!”という指示で手を下げさせます。
  5. 「サイモンさんがいいました。その場でジャンプしましょう。」 
    〝Simon says jump up and down in the same spot. ” などと続けます。
  6. 最後に、リーダーが「では、目を手で隠して」 
    〝Cover your eyes with your hands.” と言ったとします。


この最後の指示の時に、目を手で覆ってしまった人達がいれば、その人達は負けたことになってしまいます。なぜなら、このゲームの唯一のルールである「サイモンさんが言いました」〝Simon says” のフレーズを冒頭に言っていないからです。

間違えてしまった子には、リーダーから「サイモンさんが言いました」〝Simon says” を最初に言っていなかったから負けてしまったことを英語で〝You lost because I didn’t say Simon says in the beginning.” と説明してあげましょう。

ゲームを楽しくするコツとして、指示を段々と速いスピードで繰り返していきます。どんどん早口になると、子供達も指示通りに動くことで精一杯になり、冒頭に「サイモンさんが言いました」〝Simon says” を言ったか否かを確認しないで行動にうつる場合があります。

わざとミスを誘うのはいじわるをしているのではなく、言葉への注意力の訓練をしているのです。

この言葉遊びのゲームの良さは、自然と体の名称を覚えたり、簡単な命令形の文法を理解できたり、遊んでいるうちに指示行動を注意深く聞けるようになり、言葉に対する集中力もアップすることです。

2-2. 言葉遊びのゲーム〝Simon says” の応用編

このゲームをするにあたって、最低2名は必要ですが、上限は特になく小人数でも多人数でも人数制限なしに楽しく遊べるゲームです。遊ぶ人数の上限はない上に、指示の出し方によってはいくらでも応用がききます。

プリスクールや幼稚園以上の年齢の子供であれば、このゲームに応用をきかせて、楽しむことができます。

例えば、「サイモンさんがいいました。右隣の人の鼻を左手で触りましょう。」 〝Simon says touch the nose of the person on your right with your left hand.” というように、指示を複雑にするともっと楽しく感じるでしょう。

冒頭に「サイモンさんがいいました」を言っても言わなくても、指示をより複雑にすることによって、左右の単純ミスを誘う方法もあるのです。

巧みな言葉遊びをすれば、何回もゲームをやったことがある経験者や上級者で遊ぶ場合でも、いくらでも難易度を上げることができます。

このようにして、楽しく言葉遊びができれば、子供達も自然と英語を吸収できるようになり、英語力の上達への近道となることでしょう。

3. まとめ

いかがでしたでしょうか?

このゲームは、室内にいながらも、指示の出し方によっては運動にもなるので、風邪の流行期にあまり外に出たくない時などに、家族で楽しく英語に触れるきっかけともなりうるので、親子で遊ぶこともお勧めです。

まだこのゲームをした事がない方は、ぜひ試してみて下さい。



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