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インターで気を付けたい宗教や政治の英会話


今回の記事では、ちょっとした事で、外国人の方とトラブルになる可能性もあるインターでの宗教や政治の英語についてご紹介します。

1. ミッション系の学校で特に気を付けたい英会話

インターや外国人コミュニティの中に入る時は、日本人だけのコミュニティにいる時よりも、宗教についての英語は少しセンシティブにならなければいけません。

ここでは、ミッション系の学校で気を付けたい英語についてご紹介します。

1-1. “Oh My God”は使わない方が良い理由

インターナショナルスクールでは、海外ドラマや海外の映画で見られるように、自由な校風の学園生活を送っているようなイメージが強いかもしれません。

ピアスや髪の毛を染めるのを日本の学校のように校則で規制はしないものの、自由な校風の中にも守るべき暗黙のルールはあります。

意外に思われるかもしれませんが、使うことがタブーとされる英語の言葉の表現やトピックスも中にはあります。特に、宗教心の強いシスターがいるようなミッション系のインターナショナルスクールでは、海外ドラマや海外の映画でよく耳にする“Oh My God”という表現は避けるべきです。

驚いたり、何かショックなことが起きた時に海外でも日常的に使われている“Oh My God”という表現ではあるのですが、これは神様Godのことを安易に使っていて、神様に対して失礼にあたるという考えがあります。

聖書の中でも、以下のように記載されています:

Thou shalt not take the name of the Lord thy God in vain.
~汝は、汝の神である主の名をみだりに唱えてはならない~

故、神につかえる道を選んだシスターや牧師さんの前では特にこの表現を口にすることはあまり好ましくありません。

“Oh My God”と同じく“Oh My Lord”のLordは神様を意味するので、この表現を声に出すことによって不快に感じる人達もいると考えられるため、使わない方が賢明です。

ミッション系のインターナショナルスクールでない場合でも、インターナショナルスクールでは敬虔なクリスチャンや信仰心の強いユダヤ教のご家庭や生徒がいることも考えられるので、できれば “Oh My God” は宗教心に対する配慮に欠けると感じられてしまう場合もあるので、安易に使わない方が良いと思います。

1-2. 驚いた時に使うべき英語表現

では、何かに驚いたり感嘆したときには “Oh My God” や “Oh My Lord”  以外にどういう英語の表現方法をしたら、他人に違和感や不快感を与えないのでしょうか。

驚いたりびっくりした時によく使われるのは、“Oh My Goodness” です。“Oh My Goodness” であれば、信仰心がある人の前で口走っても不快感を与えない英語の表現です。“Oh My Goodness”以外に、“Oh My Gosh”も思いがけないことが起きて驚いた時に使える好印象な英語表現です。

「わ、びっくりした!」というときには、“Oh My God” や“Oh My Lord” ではなく、“Oh My Goodness” や “Oh My Gosh” の英語表現を使った方が万人受けする英語表現であることを覚えておきましょう。

後は、予想外の出来事が起きて驚いたり、信じられないという場合は、「冗談でしょう?」とか「うそでしょう?」という意味合いで “Are you joking?” と問いかける英語の表現方法も使えますので、“Oh My Goodness”や“Oh My Gosh”と合わせて使ってみましょう。

2. インターナショナルなコミュニティーで避けたい話題

様々な考えや意見がある国際社会において、それぞれが意見を強く持っているが故に、日常会話で避けるべき話題はあります。

インターナショナルスクールでは、色々な国籍や宗教や政治的思考を持つ人たちが集まるので、それぞれに気を配る配慮をしたいものです。よって、どの国民性が優れている、とかどの宗教が優位である、という話題はもちろん避けるべきです。

心の中で思うのは自由ですが、一度口に出すと論破することを好む人もいるので、けんかが起こり得る事態にもなりえます。その場だけの建設的な意見交換で済めばよいのですが、友人関係が修復できないほどにならないように、様々な国籍や考え方の人が集うインターナショナルなコミュニティーでは、避けるべき話題はあります。

特にアメリカでは、“Never talk about religion or politics at the dinner table” という表現があります。政治や宗教的な話題を楽しい食事会の場で取り上げ、議論が白熱して殴り合いの喧嘩に発展する場合もあるからです。

これは食事の場の “dinner table” に限らず、学校や職場などでも政治や宗教を話題にしないことはエチケットとしてみんなが持っている共通認識です。

逆に、政治や宗教をあえて話題にするということは、喧嘩をうっていると勘違いされる場合もありますので、インターナショナルスクールやインターナショナルなコミュニティーでは、避けたい話題です。

3. まとめ

外国人は自己主張が強く、なんでも思ったことをズバズバとすぐ口にするというイメージがあるかもしれませんが、みんなが「個人」を大事にしているが故に、暗黙のルールでお互いに避けるべき表現や話題は理解していて、その踏み入ってはならない領域を認識しているのです。

又、どこでもかしこも“Oh My God”を連発している若い反抗期の高校生でも、自分の祖父母の前ではそういう表現を避けていたり、言葉のTPO「時(Time)」「所(Place)」「場合(Occassion)」を使い分けています。

英語を覚えたてだと、一見誰しもがどこでも使っているように思われがちな “Oh My God”(略してOMG)というようなフレーズを日常会話でも使いたくなるかもしれませんが、これは不適切とされる場面があるという事を知っておくと良いと思います。



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