こんにちは!
本日はインターナショナルスクール受験でも保護者の方に意識していただきたい“Where there is a will, there is a way.”という英語表現をご紹介します。
目次
1. “Where there is a will, there is a way”という英語の表現
英語には、“Where there is a will, there is a way”という表現があります。いわゆる「英語のことわざ」です。“Where there is a will, there is a way”という英語の表現を日本語に直訳すれば、「意志があるところに道は開ける」という意味です。「意志」という意味の“will”があれば、「道」や「方法」という意味の“way”は自ずと見つけられるというニュアンスです。
“Where there is a will, there is a way”という英語の表現は、もともと中国の儒学者である朱熹(朱子)の言葉を集めた『朱子語類』(しゅしごるい)に出てくる「精神一到何事か成らざらん」というころわざに訳されることがあります。「精神一到何事か成らざらん」というころわざは、「精神を集中して物事に挑めば、成功を成し遂げられる」という意味なので、共通して「不屈の精神」が成功を手に入れるには大切ということを説いているのでしょう。
又、“Where there is a will, there is a way”という英語のことわざは、「為せば成るなさねばならぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」という米沢藩主の上杉鷹山が家臣に詠みあげた教訓と関連づけられることもあります。武田信玄が詠んだ歌の「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」にも類似しています。できそうにないことにも「強い精神や意志」を持って何事にも突き進んで行動すべきである、という考えにも“Where there is a will, there is a way”という英語のことわざに共通する精神を感じます。
“Where there is a will, there is a way”という英語のことわざは、逆境に立ち向かう時にも使われ、周囲が不可能と説いても、自分の信念を貫いて目標に突き進む精神さえあれば、時間がかかってもゴールにいつかは到達できることをも表します。
2. インターナショナルスクールのプリスクールやキンダーガーデンを受験する際にも大切な“Where there is a will, there is a way”という精神
外国籍の生徒が多いインターナショナルスクールは、8月下旬からもしくは9月にかけて新入生を迎え、新しい学年が始まります。そして、新入生の歓迎が一段落した11月頃から、来年度のアプリケーションの受付を開始するインターナショナルスクールが多いです。
インターナショナルスクールを受ける際、“Where there is a will, there is a way”という精神が大切だと思います。本当に行きたいインターナショナルスクールがあるのであれば、最初のトライで不合格をもらったとしても、来年度も再チャレンジするくらいの精神が必要だと思います。
“Where there is a will, there is a way”というのは、人を励ます時に使える前向きな英語のことわざなので、インターナショナルスクールに仮に不合格をもらった知人がいたとしても、下記のFriend Bのような英会話で励ましたいです。
Even if you were not accepted this year, it doesn’t mean that the school will not accept you next year. You know the saying, “Where there is a will, there is a way!” Please do not give up just because the international school did not accept you the first time you tried.
(今年は入学できなかったとしても、来年も入学できないという意味ではないと思うよ。「為せば成る」(「意志があるところに道は開ける」)ということわざを知っているでしょう。初めての挑戦でインターナショナルスクールに断られたからと言って、あきらめないでほしい。)
You’re right. I have to think positively. If my daughter tries again next year, we might still have a chance.
(そうよね。前向きに考えないといけないね。来年にもう一度娘が挑戦したら、まだチャンスがあるかもしれないよね。)
3. まとめ
伝統的なインターナショナルスクールは外国籍の生徒が優先される事も多いので、日本国籍を保有する児童にとっては狭き門に感じることもあるかもしれません。しかし、“Where there is a will, there is a way”という言葉のように、熱意が伝われば門が開ける可能性もあるので、行きたいインターナショナルスクールがあるのであれば、一度の挑戦で諦めないで、その次の年も再チャレンジする精神が大切だと思います。
日本の学校の受験は、小学校受験、中学校受験のように分かれていて、チャンスが一度きりに限られるかもしれませんが、多くのインターナショナルスクールに関しては、毎年受験は可能です。よって、一年生で入学できなくても、二年生でも再び挑戦できるのです。
又、社会情勢も影響します。コロナ禍では、多くの外国人の方が本国に帰国したため、通常より多くの日本人が受け入れられた印象がありました。学校も経営難に陥るよりは、日本人を多く受け入れる舵取りを行う場合があるのです。
よって、「日本国籍の子供はインターナショナルスクールには入れない」とすぐに諦めないで、“Where there is a will, there is a way”という精神のように、何度も挑戦することを推奨致します。
We sent an application to the international school, but they said that they can only put our daughter on the waiting list.
(インターナショナルスクールにアプリケーションを送ったんだけど、娘をウェイティングリストに入れることしかできないと言われてしまったの。)