インターのプリスクールやキンダーガーデンでは、先生が子供達に絵本の読み聞かせをする際や工作の工程の指示を出したい際等、子供達に先生の話を注意深く聞いてほしい時に、put on your listening earsという表現方法を使います。
直訳すれば「聞く耳をつけてね」ですが、ニュアンスとしては今やっている作業を止めて(おしゃべりを一旦やめて)、先生がこれから話すことを集中して聞きましょう、という内容です。大人からしてみると、耳は元々ついているので、put onという表現は更に聞く耳を取り付けるということになるので少し違和感を感じるかもしれませんが、子供達はこのフレーズを聞けば耳を澄ましてきちんと先生の方に神経を集中させています。
自分の子供がインターでどんな英語を聞いているかを理解できると良いですよね。
インターの現場を深く理解している講師だからこそより具体的で実用的な英語指導が可能になります。
例2 | What's his/her strong point?
インターの保護者会がある場合、何と質問すればよいか戸惑う事があるかもしれません。多くのインターの幼稚園の先生は沢山の子供を今まで教えてきた経験があり、客観的にお子様の性格や個性を見ることができるので、What do you think is my child's strong point?と自分の子供の長所を教えてもらうのも一つの質問の仕方です。
ポイントは、海外では子供をポジティブな環境で褒めて育てようという風潮があるので、短所ではなく長所をまず先生から聞き出すことです。日本人は間違い探しの様に、先生に自分の子供の欠点をまず聞いてしまう場合がありますが、まずは美点を聞いてから、本当に気になるようであれば、Is there anything he/she can improve on? (何か息子・娘が改善するべき点はありますか)と質問するか、What can my child do better on? (何か子供がより良くできる点はありますか)という質問方法の方が先生も答えやすく、より具体的で建設的な説明を聞く事ができるはずです。
具合的な英語での言い方だけでなく、こういった文化的背景の違いも理解してインターでコミュニケーションが取れると良いですよね。
インターの外国人の先生と英語を話す為に英会話を習う生徒様にとって、同じ日本人として外国人と対等に英語で話せる日本人講師の目線を持ってレッスンを受けられるというのはとても大きなメリットです。
インターママ英会話の生徒様の中には、外国人と海外旅行以外で話すのは初めてという方もいらっしゃいます。外国人って何を考えてるの?こういう考え方は日本人っぽい?こう言うと外国人はどう受け取るの?等、同じ日本人目線を持ちながら、その答えを教えてくれる存在はとても大きいです。
また、日本人ならではの英語の見方についての質問もあると思います。例えば、アメリカ出身です、という言い方でI'm from America.という言い方以外に、I come from America.という言い方を聞く事もあります。文法をよく気にする日本人の方は、comeじゃなくてcameじゃないの?という疑問を持つかもしれませんね。日本人講師であれば、それを先に気付いて、先回りして説明するというような機転が効きます。多くのネイティブ講師の場合、わざわざ「comeでいいんだよ」なんて解説を付け加えてくれません。そこに疑問を持たれているという事自体に気付かない事が多いからです。